初心者のための12ステップ講座:ステップ6「変わる勇気を持つ」

※前回のステップ5についてはこちらの記事を参照してください。

こうした性格上の欠点全部を、神に取り除いてもらう準備が全て整った。

ステップ6

さて、あなたはステップ4で棚卸表に書き出し、自分が抱えている有害な行動・思考パターンを把握することができたはずだ。

ステップ5で第三者であるシェアリングパートナーとも話し合い、自分のどこをどう直せばいいかも分かった。

次は実生活の中で、自分の短所を手放すステップに進んでいく。

このステップ6の訳文は、
「神に取り除いてもらう準備が全て整った」
などという、妙に分かりにくい言い回しのせいで「難しそう…」と誤解されることも多いのだが、その構造は単純である。

簡単に言うとステップ6は、
「今までの自分とは違う自分になる勇気を持って、短所を手放していく心の準備を整えよう!」
ということを掲げているステップなのだ。

自分の短所にも愛着があってなかなか手放せない

誰にだって「自分のこういうところが嫌なんだよなー」という欠点はあるものだ。

しかし、私たちはなんだかんだ言い訳してその欠点を改善しようとしない。
なぜなら、不平不満を言いながらも、私たちは昔から慣れ親しんだその欠点を手放したくないのだ。
だから未だに欠点を後生大事に持ち続けているのだ。

欠点、というのは、言い換えれば自分にとって害になっている「心の癖」「習慣」とも言い換えることができる。

「やめたくてもやめられない有害な生き癖」を手放すにはどうしたらいいのか?

2016.11.24

その「習慣」が、普段の生活においてたいして害にならない場合はまだいい。

しかし、例えば、すぐ怒りを爆発させたり、何かあると自分を責めすぎたり、自己中心的で配慮に欠けていたり、他人や状況をコントロールしようとし過ぎたり……といった「心の習慣」は、普段の生活を送っていく上で対人関係のトラブルを引き起こしやすいだろうし、ストレスも溜まりやすくなる。

「自分を責める癖」を手放すにはどうしたらいいか?

2018.03.24

それらの欠点が嗜癖(アディクション)に繋がっていたのなら、なおさら手放さなければならない。

変わるのが恐ろしいから短所を手放せない

ステップ6は次のような真理にもとづいている。

すなわち、変わりたいのであれば、したいと思うことはするな。つまり、したいことをしなければ、したいという古い考えを消滅させることができるのだ。

引用元:回復のステップ 92ページ

自分でも好ましくない性格上の欠点をなかなか手放せないのにはワケがある。

人間の脳というのは、変化を嫌い、なるべく現状を維持しようとする特性がある。

それがどんなに自分にとって害になっていて、好ましくないものであっても、「これまでのお決まりのパターン」のほうが安心できる、と脳が勘違いしているのだ。

性格、心の習慣においてもそれは同じ事だ。

長年根付いた行動パターンや思考パターンを変えようとすると、私たちの脳はそれを「異常事態」だと判断してしまい、なんとか変化をやめさせるため、私たちに不安や恐れといった感情を引き起こさせる。

しかし、ここが我慢のしどころで、新しい習慣が根付いてくるにつれ、そういった感情はだんだん消えていく。

「性格はそうそう変わらない」とも言われるが、性格は変えることが出来る。

ビッグブックでは、ステップ6と7の原理を使っていくつかの性質を手放すことにより、私たちは100日で自分の性格を変えることができると書かれている。

性格というのは、いってみれば「習慣の集合体」なので、ひとつひとつの悪癖をやめていけば、性格も変わっていくのだ。

例えば、古川 武士氏の『「やめる」習慣』という本では、 「先延ばし」「ネット・スマホ」「食べ過ぎ」「飲み過ぎ」「ムダ遣い」「夜更かし」「ダラダラ生活」「イライラ」「クヨクヨ」「完璧主義」などをどうやってやめていくか、その具体的な方法が書かれている。

この本の中では、悪い習慣は、やめるのに必要な時期ごとに、身体習慣(1か月)、行動習慣(3か月)、思考習慣(6か月)と分かれている。
興味のある人は読んでみるといいだろう。

古い生き方に見切りをつけないと次のステップに進めない

例えば、あなたは新しい車が欲しいとする。
どうやって手に入れようとするだろう?新しい車を手に入れるために、一番最初にしなければならないことは何だろう?

ほとんどの人が、まず新聞を調べたり、ディーラーの店を訪ねたりするというようなことを言う。
でも、それは間違いだ。

一番最初にしなければならないことは、古い車に見切りをつけることだ。

「まだこの車には乗れる」などと考えている間は、新しい車を買おうなどとは思いもしない。
「もうこの古い車にはうんざりだ」と見切りをつけた時こそ、私たちは新しい車を買う心の準備が整っているのだ。

性格上の欠点に取り組む時についても同じ事である。

今までの古い思考・行動パターンに見切りをつけなければ、新しい特性が私たちの中に入る余地などない。

何かを捨てれば、何か新しいものが手に入る。
これは自然の摂理である。

私たちは、幸いにも、ステップ4,5で自分の中にある「見切りをつけるべき性格上の特徴」をあぶり出すことができた。

このステップ6は、覚悟のステップである。
もし、変わろうとする覚悟ができたなら、あなたはこのステップをクリアしたことになる。

次のステップ7に進み、今度は実際に性格上の欠点を手放していくステップに移っていこう。

ステップ7へ続きます。

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