アダルトチルドレンからの回復に役立つ12のスローガン

アダルトチルドレンからの回復を目指す自助グループ、ACA(アダルト・チルドレン・アノニマス)には、「スローガン」と呼ばれるものがハンドブックに書かれている。

1.違いを探さないで、同じところを探そう。

2.あなたは一人ではない。

3.今日一日。

4.3つのC。
(私はそれの原因ではない。
わたしはそれをコントロールできない。
わたしはそれを治せない)

5.わたしはわたし、ひとはひと。

6.深刻にとりすぎないように。

7.気楽にやろう。

8.簡単に。

9.これも又過ぎ去る。

10.第一の事は第一に。

11.手を放して神に任せる。

12.わたしから始まりますように

ACAハンドブックより引用

これは、回復の道具、あるいは道しるべとしてグループ内で共有されているものだ。

なぜ今日はこれを紹介しようかと思ったかというと、私自身がこのスローガンに幾度となく助けられてきたし、回復の叡智がこの短いテキストの中に凝縮されていると感じるからだ。

ACは大人になっても親との関係をひきずってしまう

アダルトチルドレンの人たちは、幼少期の頃、親や周囲から理不尽な扱いを受け辛い思いをしてきた人が多く、大人になってもそのトラウマに苦しめられている人が多い。

アダルトチルドレン~生きづらさを抱えたまま大人になった人たち~

2017年1月6日

だからこそ、自己評価が極端に低かったり、 承認欲求が強すぎたり、トラウマからくる痛みを和らげるためにアルコールや薬などの嗜癖(※アディクション)にはまったりする。

嗜癖(アディクション):わかりやすい言葉で表すと“のめりこむ”“はまる”ということ。もともとは習慣的であった行動が、自分の意志でコントロールできなくなる、ブレーキが利かなくなるという状態を指す。「有害な習慣」のこと。

感情の扱い方が上手くできず、他人との適切な距離感が分からない(近づきすぎたり、壁を作りすぎたり)。
強迫的な行動、あるいは人や物事に対して異常にコントロールしたがったり、支配したがったりもする。

ACAでは、そのような思考・行動パターンのことを「無益な振る舞い」と呼んでいる。

そういった振る舞いのせいで、対人関係に亀裂が入ったり、社会的に信用をなくしたり、仕事を失ったりする。
また、自分が親からされた仕打ちをそのまま子供にしてしまったり、配偶者と信頼関係が結べなかったりするケースもある。

なぜ、アダルトチルドレンはいじめられやすいのか?

2017年12月5日

これらの「無益な振る舞い」の思考・行動パターンは、アダルトチルドレンの人たちにとっては「生き方」そのものになってしまっていて、 「今度から気をつけよう」と決意したところでほとんど変わることがないのが難点である。
自分の古い生き方・考え方を変えてゆくには、新しい行動パターンを上書きしていくしかないのだが、それには長い時間がかかる。
数年単位、あるいは一生涯かけて変えていかなければならない事などザラだ。

回復の過程で、自分を見失いそうになること、また古い生き方に戻ってしまいそうなことは何度もある。
そういう時は、この短いスローガンを覚えておけば役に立つ。

シンプルだからこそ、回復のスローガンは役に立つ

筆者の場合は、アダルトチルドレンの問題から回復する際、このACAのスローガンには多いに助けられた。

最初にミーティングでこのスローガンを見たとき、

Gakki
「あ…これ全部俺に足りないものだ…」
と直感した。

それまでの私の生き方は、12のスローガンに書いてある事と、ことごとく真逆だったからだ( ̄。 ̄;)

1.他人との違いさがしばかりしている

2.誰も自分を理解してくれないという空虚感と孤独感に悩まされる

3.未来や過去のことばかり思い悩んでいる

4.目の前でケンカやトラブルが起こってると全部自分のせいだと思ってしまう

5.みんなと同じじゃないといけないと強迫的に思い込んでいる

6.何もかも深刻に受け止めすぎて鬱になる

7.いつもプレッシャーで重い

8.あれこれ考えすぎて複雑にする

9.「もうお終いだ」とすぐ絶望的になる

10.他人の目が気になりすぎて、物事の優先順位が狂っている

11.人や物事をコントロールしようとしすぎる

12.消極的で受動的。いつも誰かがやってくれるのを待ってる

つまり、このスローガンには、私にとっては「アダルトチルドレンの呪縛から脱した、新しい生き方」が凝縮されていると感じたのだ。

悩んだり、訳が分からなくなって混乱したときには、このスローガンを思い出して、とりあえずこの通りにすればいいのだと。

感情の波に飲み込まれているとき、冷静に12ステッププログラムを思い出すことなど困難だ。

アダルトチルドレンについての本はたくさん読んできたが、ごちゃごちゃ知識を詰め込むよりも、シンプルで短いスローガンが実践においては役に立つことが多かった。
職場でパニックになりそうな時、よくトイレに駆け込んでこのスローガンを唱えていた。
そうすると少しだけ落ち着くのだ。

そして、また仕事をしたり、人と関わっていく中で、スローガンを実践していくと、結果的に上手くいく事の方が多かった。

回復のために使える道具は使っていこう

ACAに限らず、12ステップ系の自助グループには、過去の先人たちが経験から掴み取ったスローガンが他にもたくさんある。

スローガンは回復のための道具である。

それを活用することによって少しでも生きづらさが減り、ソブラエティが長く維持できるのなら、どんどん使っていきたいものだ。

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