精神障害者手帳を申請してきたので、メリットとデメリットをまとめてみた

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こんにちは、Gakkiです。

今日、精神障害者手帳の手続きをしてきました。

なぜ今回、この制度を利用しようと思い立ったのかというと、年単位の時間がかかる依存症からの回復において、少しでも使える制度は使っておこうと思ったからです。

まぁ、私は高校生の時から十数年、精神疾患に悩まされてますけど、やっと観念して自分の障害を受け入れることができたって事なんでしょうか……( ̄∇ ̄;)

1.なかなか回復しない病気、ベンゾジアゼピン依存症

もともと私は、
「十代の頃に社会不安障害を発症→うつ病と睡眠障害を発症→病院で処方されている睡眠薬や抗不安薬(ベンゾジアゼピン系)を大量に飲むようになり依存症を発症」
という病歴があります。

向精神薬を含む、薬物依存症からの回復にはとても長い時間がかかります。

特にベンゾジアゼピン系薬物などに代表される処方薬の依存症は、断薬したあと、人によっては数ヶ月~数年も離脱症状や後遺症に苦しめられ、まともに働くことができなかったり、生活にかなりの制限がかかっている人も多くいます。

私は今から3年11ヶ月前に、すべての向精神薬を断薬しましたが、いまだに激しい筋緊張と体の痛み、倦怠感、睡眠障害、不定期に襲ってくる鬱や不安に悩まされています。

断薬当初は「最長でも2~3年もリハビリに取り組めば、ダメージを受けた脳も回復して、フルタイムで働けるだろう」と思っていましたが、それは甘い見通しでした。

これまで何とかリハビリとパートタイムの仕事を両立して細々とやってきましたが、未だにちょっとでも無理をすると、すぐに調子が悪くなる自分がいます。

リハビリによって脳の認知機能や理解力、衝動を抑える力、物事を楽しむ力(報酬系)などは回復してきたと感じますが、私の場合、こと持久力(疲れやすさ)に関しては、回復するのにかなり長い時間がかかるみたいです。

経済的な不安と焦りはありますが、充分回復してないのに労働時間を長くしたり、自助グループに出る回数を減らしたりするとスリップ(薬を再使用)してしまう危険性が跳ね上がるので、無理だけはしないことにしています。

回復には腰を据えてかからなければならないと覚悟したとき、自助グループの仲間が精神障害者手帳の制度を利用しているのを見て、私も申請してみようと思い立ちました。

2.対象となる病名は?

精神疾患で初診日より6か月経っている方が対象です。
こころの病気なら病名はほぼ何でもOKです。

————
・統合失調症
・気分障害:うつ病、躁うつ病(双極性障害)
・てんかん
・薬物やアルコールによる急性中毒又はその依存症
・高次脳機能障害
・発達障害(自閉症、学習障害、注意欠如多動性障害等)
・その他の精神疾患(ストレス関連障害等)
————

※発達障害も含まれますが、精神疾患の症状(うつ状態など)がないと申請が難しい場合もあります。

3.精神障害者手帳を持つメリットとは?

精神障害者手帳を取得すると、 地方自治体によって違いはありますが、等級等によってさまざまな福祉サービスが整えられており、手帳の取得によって、治療による経済的な負担や、精神的な負担を軽くして、治療に集中できる環境を作るきっかけになるかもしれません。

手帳の取得を迷っている方や、まだ一部のサービスしか利用していないという方は、ぜひ、参考になさってください。

・障害者雇用での就職・転職活動ができる

障害者雇用促進法に基づき、50人以上の従業員数を雇っている一般事業主は、従業員数の2.0%以上、障害者の労働者を雇用しなければなりません。

この雇用率を達成していなければ、事業主は国から一定のお金(障害者雇用納付金)を徴収されますし、雇用率を達成し、かつそれ以上の雇用数であれば国からお金(障害者雇用調整金)が支給されます。

こうした法律もあって、企業は障害者雇用を進めています。実は、この雇用率に算定されるのは、障害者手帳を持っている人のみ。ですから、障害者手帳を持っていると、就職を目指すとき、一般採用だけでなく、障害者雇用での募集にも応募できますから、選択肢が広がります。

精神障がいがあると、継続的に仕事を続けることが困難だったり、就職そのものが難しい場合もあります。

障害者雇用として就職した場合、自分の能力と適正に応じた仕事に就ける、通院や治療に配慮してもらえる、周囲の理解が得やすい、など無理なく仕事を続けられます。精神的な安定が得られるメリットもあります

・等級によって所得税・住民税・自動車税などが軽減される

納税者か、控除対象配偶者や扶養親族が精神障害者保健福祉手帳を交付されていると、所得金額から、級に応じて一定の金額の控除を受けることができ、所得税や住民税が軽減されます(所得税では27万円、住民税では26万円の所得控除があります)。

また1級の方と同居している場合、配偶者控除・扶養控除に加算があります
障害者手帳の等級によって金額が変わります。手続きは年末調整か確定申告で行います。ほかにも相続税や贈与税でもさまざまな特例が受けられます。

障がい者が所有する自動車の、自動車取得税・自動車税・軽自動車税の減免を受けることもできます
減免内容や、対象となる障がいや等級は、自治体によって異なりますが、重度の1級のみを対象とすることが多いようです。

・さまざまな公共料金の割引サービスが受けられる

鉄道やバスなど、公共交通機関の割引サービスは身体障害者や知的障害者に限られるケースが多かったのですが、精神障害者も運賃割引の対象とする交通事業者が増えてきています

よく利用する交通機関のサービス内容を確認してみてはいかがでしょう (なお、残念ながらJRは精神障害者保健福祉手帳による割引制度はありません) 。自治体によっては、タクシー利用券の交付やガソリン代の助成をするところもあります。

NHKの放送受信料は、障害や世帯の状況によりますが、半額割引と全額割引があります

携帯電話会社の料金割引サービスも見逃せません。NTTドコモのハーティ割引、auのスマイルハート割引、ソフトバンクのハートフレンド割引、各社で内容が異なりますが、基本料金の割引など大きなメリットがあります
ほかにも、美術館や博物館、動物園など、公共施設の多くで、手帳を提示すると入場料割引が受けられます

4.精神障害者手帳を持つデメリットとは?

では逆に精神障害者手帳を取得することのデメリットはないのか?、というと、

「医師への診断料がかかること」

「二年に一度の更新が負担」

といったこともありますが、「手帳を持つ」ことによって自分を障害者だと認めなければならない抵抗感が挙げられると思います。

私自身も、依存症やうつ病、社会不安障害やアダルトチルドレンの問題を抱えて十数年経ちますが、以前は「精神障害者手帳を持つほどじゃないかな…」とも思っていました。

しかし、そういった心理的な葛藤の問題をクリアできているのであれば、精神障害者手帳はメリットの方が多いので、申請しておいて損はない制度なんじゃないかな、と個人的には思います。

また、手帳を持たなくても受けられる福祉サービスもあります。たとえば、障害年金や、自立支援医療(精神通院)の申請は手帳がなくても可能です。

精神疾患を抱えながら生活していくのは大変なことです。
自分に合った制度を利用して、少しでも楽になるなら、それに越したことはないのではないでしょうか?

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