自分の中に棲む毒親ロボットを「今日一日だけ」黙らせる方法

12ステップやアダルトチルドレン関連の情報を発信しておられる、「ありのパパのありのままブログ」で、こんな記事が書かれていました。

聖書が教える自分自身を愛するためのたった一つの方法とは?

この記事の中では、
「アダルトチルドレンとは、幼少期に毒親から刷り込まれた『お前はダメな奴だ』などといった否定的な囁きが、大人になっても延々と頭の中で繰り返されている人たちである」と述べられています。

自分の心に中に、何かあるたびに否定的な言葉を投げつけてくるテープレコーダーがあると考えると分かりやすいでしょう。
この記事の中では、そのテープレコーダーのことを分かりやすく「毒親ロボット」と呼んでいます。

私自身もアダルトチルドレンを自認していますが、回復の途についた今でも、何かあるたびに「俺はダメな奴だな」「俺みたいな奴は死んだ方がいいな」「もっと頑張らないと意味ないよ」とか無意識につぶやいている自分がいます(これでもだいぶマシにはなりましたが( ̄∇ ̄;))。

この「無意識に」というのがポイントで、物事がうまくいっている時や、楽しい事や嬉しい事があった時、平穏な日常生活を送っていても何気なく「俺はダメな奴だ」と頭の中で呟いていたりするので始末に負えません。
これは、自分に厳しいとか、ストイックだとか、そういう問題では全くありません。

また、親しい人と一緒にいるのに急に孤独感や空虚感を感じたりすることもあります。その陰には「本当のお前を知ったら誰も相手にしてくれない」「誰も信じられない、どうせ裏切られる」という毒親ロボットの囁きが隠れていることが往々にしてあります。

幼少期に毒親や周囲からのいじめなど、否定的な言葉や暴力を受け続けていると、今はその必要が全くないのに「自分をいじめ続けて」しまうのです。

この呪縛を断ち切るにはどうしたらいいのでしょうか?

1.毒親ロボットの呪縛を断ち切るための12ステップとミーティング

頭の中に棲んでいる毒親ロボットから解放され、アダルトチルドレンの苦痛から解放されるための詳しい解決法は、先に紹介したありのパパさんのブログに書いてありますから、そちらを参照なさるといいと思います。

私としては、この記事でも紹介されているように、やはり12ステッププログラムとミーティングを使った解決法を推したいと思います。

なぜ依存症に効く12ステッププログラムとミーティングがアダルトチルドレンの問題に効くのかというと、アダルトチルドレンは「疑似アルコール依存症(パラアルコホーリク)」とも呼ばれ、両者の強迫観念のありようが非常に似通っているからです。

先ほど、私は私自身に「お前はダメな奴だ」という言葉を投げかけるのをやめられない、と書きました。
本当にその通りで、「分かっちゃいるけどやめられない」のです。
自分をいじめたくてやっているわけでもないし、そうすることで何か得があるからやっているわけでもない。
単なる「習慣」です。

しかし、その「習慣」の力とは恐ろしいもので、それを何十年も続けていると「生き方そのもの」になってしまいます。
その結果、自分のことを厳しく裁き、自己評価が非常に低い人間が出来上がります。

12ステッププログラムとミーティングには、その強迫観念(嗜癖)をブロックする効果があります。

ミーティングで自分の心の状態を繰り返し話すこと(言語化すること)は、いま自分がどういう状態にあるのか客観視することにも繋がります。

幼少期に養育者から刷り込まれた毒親ロボットの呪縛はものすごく強固で、脳の奥深くに刻み込まれているため、もはや人間の意志の力では太刀打ちできません。
根性や気合いでどうにかなる、自分をコントロールできる、と思っている間は回復しません。

ミーティングに通い、定期的に自分自身のメンテナンスを行うことにより、自分の病んだ思考・行動パターンに「気付く」ことができるのです。

http://exodus21.xyz/2016/11/24/post-142/

2.生涯にわたって自分の病んだ行動パターンに「気付き続ける」

しかし、アダルトチルドレンの問題のやっかいなところは、例え12ステップやミーティングを使っても効果が長続きしないということです。

依存症の問題と同じで、アダルトチルドレンには「完治」という概念がないので、生涯にわたって自分をメンテナンスしていく必要があります。

「生涯にわたって」などと書くとウンザリすると思いますが、だからこそ12ステップ系の自助グループでは「今日一日だけ」というスローガンが使われています。

今日一日だけ毒親ロボットの影響に「気付き」、自分らしい人生を生きよう!、ということです。

アダルトチルドレンの問題に立ち向かう時、この「気付き」という概念はものすごく重要な意味を持ちます。

アダルトチルドレンの問題は、誰かからの愛や承認、金や名声などで癒されるものではありません。
「何かを手に入れたら良くなる」類のものではないのです。

ただひたすら自分の病んだ行動パターンに「気付き続けること」が大事なのです。

この作業は一見するととても地味で、面白味のない作業に思えます。

(※この「気付き」が大切、という理念はマインドフルネスにも通じるものがあります。マインドフルネスも、ACの問題には効果的であると私は実感しています)

http://exodus21.xyz/2016/08/02/post-25/

3.パワーゲーム、自尊心ゲームをやめよう

アダルトチルドレンの人たちは、常に毒親ロボットの「お前はダメだ」という囁きに苦しめられているため、「もっと頑張らないと!」と強迫的に自分を追い込み、他人の評価に一喜一憂する自尊心ゲーム、他人に「勝つ/負ける」のパワーゲームを繰り返しています。

しかし、その先に心の平安は「ありません」。

こんなゲームは人間が生きる上で必要不可欠なものでしょうか?
私はそうではないと思います。

他人に勝とうが負けようが、期待されようが期待されまいが、「自分は自分でいい」と思えることこそが真の心の平安ではないでしょうか。
自分を愛する事に「条件」をつけなくなると、それだけ他人も条件をつけずに愛せるようになります。

「敗れた者に幸いあれ」です。
12ステッププログラムの1ステップには、
「私たちはアディクションの影響に対して無力であり、生きていくことがどうにもならなくなった事を認めた」
とあります。
敗北を徹底して自覚してこそ、みずからを別の生き方へと方向づけることができるのです。

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