自分の感情を分かる訓練【マインドフルネス講座メモ 後半】

前回の続きです。

人生は思い通りにならないクソゲーか?【マインドフルネス講座メモ 前半】

2018年4月19日

マインドフルネスについて「無になるんですよね?」「雑念が湧いちゃいけないんですよね?」という質問を貰うことがありますが、それは定義としては正しくありません。

マインドフルネスでは「気づき」ということを大事にしているんですが、よく「集中すること」だと勘違いされることがあります。

「気づき」と「集中」。
この二つの違いを説明するのには、モグラたたきをイメージしえもらえればいいかと思います。

たくさんの穴があって、もぐらがピョコピョコ出ているとします。

このモグラのひとつひとつが「怒り」「恐れ」「嬉しい」「楽しい」などの感情、または「~でなければならない」などのこだわりだったり、人や物事に対する価値判断といった「心の癖」だとします。

マインドフルネスを実践していて、よく陥りがちなパターンとしては、ひとつのモグラの穴を見つめすぎてしまう、という事があります。

例えば、「怒りの感情」を観察することに集中しすぎて、他のモグラの穴が目に入っていない状態です。

他の穴からもピョコピョコ色んな感情や心の癖がが同時に出ているはずなのに、ひとつの穴に「集中しすぎている」せいで気づけない。

「集中しすぎ」ということは、「身構えすぎる」ということに繋がります。

これは、マインドフルネスを実践する上で重要な「オープンハート(開かれた心)」とは逆の状態です。

本来、瞑想中は「なにが出てきても、どんな感情が出てきてもOKよ」という開かれた態度が必要なのです。

Look(見る) よりもSee(分かる)ということ

マインドフルネスにおける「気づき」とは、注意のあり方がもっと広い範囲なのです。

ひとつのモグラの穴をじっと観察するより、複数の穴を全体的に認識している状態。

英語で言うと、Look(見る)よりSee(分かる)という言い方が近いと思います。

色んな感情や心の癖が湧き上がっているのを、分かっていて、自覚できている状態のことです。

そして、この中にはものすごく早く出てはサッ隠れてしまうモグラもいる。普通に生活していると、なかなか自分でも「ある」ということすら分からない感情や心の癖があったりするのです。

でもマインドフルネスを続けていると、モグラを認識するスキルがだんだん上達してくるので、色んなモグラを出てきた瞬間にパッと捕らえられるようになってくる。

自分の心や感情に対する洞察力がアップしてくるのです。

そうすると、「あ、今自分はイライラしてるなー」とか「鬱っぽいなぁ」とか「悲しいんだなぁ」という、自分自身の体調や感情に対するセンサーも磨かれてきて、無理をしすぎたり、ストレスを溜めすぎたりすることも少なくなる、という仕組みです。

赤ん坊をあやすかのように

マインドフルネスをやっていると、自分の色々な感情に気づいてくわけですが、その中には到底自分でも認めたくないような醜い感情や、嫌な面があることに気づくはずです。

ここで重要なのは、自分の醜い感情や、嫌な面もただありのままに「ある」と認めることです。

醜い感情や嫌な面を消そうと思っても、「心の癖」とのパワーゲームになってしまってものすごく疲れます。しかもそれらの感情や心の癖は消そうとして消えることはまずありません。

マインドフルネスを実践する上では「放っておく」「見守っておく」というのがキーワードです。

イメージ的には、自分の中に泣きわめいている赤ん坊(感情や心の癖)がいるとします。
その赤ん坊を、どやしつけて黙らせるのではなく、「ここにいていいよー」と泣き止むまであやしてあげるような感じです。

「自分の中の嫌な感情と一緒に居られる時間を長くする」という能力も、訓練で鍛えることが出来ます。
マインドフルネスは、そのためのトレーニング方法なのです。

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